おかげさまで先週、いちごの収穫を終えることができました。
本当にお世話になりました。
実は今シーズンをもちまして、
イチゴの栽培をやめる方向で考えています。
そしてその施設をそのまま利用してハウスネギを栽培してく予定です。
理由は
第一に、
規模拡大するための条件の良い土地が見つからなかったから。イチゴは農作物の中でも収入は比較的多い作物ですが、それなりに施設資材、燃料、肥料など経費もかなりかかります。そのため、ある程度まとまった面積を作らないと利益率が悪くなります。最低20アール作らないと利益になりません。ここ4,5年でイチゴ農家もだいぶ増え、市場の値段も下がっている現状で、私たちは17アールでスタートし、そのうち土地を借り足して面積を増やす予定でしたが、条件に合った土地を借りることができませんでした。ハウスを建てるのは許可できないが(10年以上貸し続けなくてはいけないから)、露地野菜を作る土地なら(必要になったときにすぐ返してもらえるから)いいですよ、と言ってくださる人はおかげさまでたくさんいるので、ここ数年、トマト、ネギなどを栽培して足りない収入を補っていました。が、やはりいちごのように収穫時期以外でも年中作業が多く手の抜けない作物と他の作物との両立は、主に労働力が夫婦二人だけの農家には厳しいものがありました。 昨年から少し目をつけていたネギ。茨城県は長ネギの産地。JA水戸ではハウスでで栽培する柔甘ネギ部会という大きくてしっかりした部会があり、品質向上のため部会内の規則がとても厳しいですが、値段もよく、安定していて利益率もイチゴに比べるとよいので、こちらに入り、やっていくことにしました。 後は露地のネギを空いている期間に作っていく予定です。
第二に、
子育てとの両立が難しいから。
昔ながらの代々続いてきた農家は、おじいちゃんおばあちゃんの代、経営主夫婦、そしてその子供の代の3世代から4世代家族が多いです。労働力は経営主夫婦が主ですが、おじいちゃんおばあちゃんのお助け労働力もかなり大きなものになります。草取り作業、袋詰め作業、箱作り、そして孫の面倒。おじいちゃんおばあちゃんは農業の大先輩だからちょっとの作業でも無駄がなく、とてもよきアドバイザーでもあり、家族内ではいろいろもめ事もありますが、大きなバックアップになっていると思います。私たちは夫婦で農業に縁もゆかりもないところからやってきて、地元の方々や両親の多大な支援によってここまでやってこれたわけですが、やはりこれからも基本二人で子育て、労働をやっていけるように考えていかなければなりません。そうすると子育てに手がかかる時はその時に合った作物に変えていかなければと考えました。イチゴは、生りものなので、収穫期の毎日の作業が忙しく、雇用の面も大きな問題になってきます。 ネギは、わりとこちらのペースで収穫可能なので、計画がたてやすく、いちごのように作業工程も多くないので、時間的には余裕ができます。
うちには子供が2人。保育園にフルタイムで預けてやってきました。が、昨年子供が小学校に上がり、地域の子供会活動などで昨年度は作業時間にかなり支障が出てしまいました。習い事なども始めましたが、親の仕事によって送り迎えができないときは休まざるをえなかったり。でも子供との時間は今しかないことに気付きました。悔いの残らないように子供と向き合いたいと思い、いちごをやめることにしました。農業は、その時その時にあわせて自分たちに合った作物変えられる、というところがよいところだ思います。 子供としてはねぎ農家よりはイチゴ農家のほうがいいみたいですけど。。
夫婦でよく話し合い、自分たちに合った農業経営をしていこう、という結論に達したわけです。
まだ私たちは先が長いので、いちごだけでなくいろいろな作物をこれからも学んでいきたいと思います。
今までうちのいちごを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は個人で直売活動をしていく予定はありませんが、
この地域でこれからも農産物の生産をしていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。